教師は、子ども達の人格の完成や自己実現を目指し、学びを支援する立場にあります。
未習事項の中には、教師が教え込まなければならない内容もありますが、多くは既習事項を駆使して、思考・判断・表現し知識や技能を得ていくものです。
ですから、教師は主役ではなく、あくまで脇役の支援者に徹しなければなりません。
子ども達に、学び方を教えるということです。
そのためには、一時間の授業の流れ、すなわち学習過程を身に付けさせなければなりません。
そして、次にどのような活動するか先を見通した形で学習できるようにしなければなりません。
全てを説明したり教え込んだりしていては、本当の実力が子ども達に備わりません。
自立した学習を期待し、黒子のように徹することが素晴らしい教師のスタイルです。
どのようにノートを書くと良いか、どのような筋道で問題を考えていけばいいか等、導く姿勢が教師には必要です。
教えたという自己満足にならぬよう心がけるべきです。